体重を減らしながら、筋肉は増やせるのか?

「体脂肪は落としたい。でも筋肉は減らしたくない。」

多くの方がそう思っています。

結論から言うと、

体脂肪を減らしながら筋肉量を増やすことは可能です。

ただし、正しい条件がそろった場合に限ります。

■ 体脂肪が減る仕組み

体脂肪が減る原則はとてもシンプルです。

消費エネルギーが摂取エネルギーを上回ること

これが基本です。

しかし、極端に食事量を減らすとどうなるでしょうか。

すると、体は「エネルギー不足だ」と判断し、

加えて

・基礎代謝を下げる
・活動量を無意識に減らす

こういった反応を起こします。

つまりこれが、ダイエットが途中で停滞する理由の一つです。

■ 筋肉が増える仕組み

筋肉を増やすために必要なのは、

  1. 十分な強度のトレーニング
  2. 十分なタンパク質
  3. 十分な休養

以上の項目とされており、

特にタンパク質は重要です。

最新の研究では、

体重1kgあたり1.6〜2.2g/日

が筋肥大に有効と報告されています。

なぜ同時に起こるのか?

ここが一番重要です。

体脂肪がある程度ある場合、

体は脂肪をエネルギーとして利用できます。

つまり、

・エネルギーは脂肪から補給
・材料(アミノ酸)は食事から補給

という形で、筋肉を増やしながら脂肪を減らすことが可能になります。

これを「ボディリコンポジション」と呼びます。

特に成功しやすいのは、

・トレーニング初心者
・ブランク明けの方
・体脂肪率が高めの方

とされています。

食事タイミングは重要?

「16時間空けると脂肪が減る」などの方法もありますが、

現在の研究では、

特定の食事間隔そのものが特別な効果を持つとは確認されていません。

そのため大切なのは、

・1日の総カロリー
・1日の総タンパク質量
・トレーニング強度

となります。

40代以降のポイント

加齢により、

・筋タンパク合成の反応が弱くなる
・回復が遅くなる

ことが分かっています。

そのため、

・極端な食事制限はしない
・タンパク質を意識する
・しっかり眠る

この3つが特に重要になります。

まとめ

体脂肪を減らしながら筋肉量を増やすことは可能です。

しかしそれは、

・適切なカロリー管理
・十分なタンパク質
・強度のあるトレーニング
・十分な回復

がそろったときに成立します。

流行の方法よりも、身体の仕組みに沿った方法が最も確実です。

自分に合った方法は、人それぞれ異なります。
記録し、調整し、続けること。
その積み重ねが、脂肪を減らし筋肉を育てる最短ルートです。

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